マイケル・ジョーンズのハートに響く ビジネス英会話

ニュースの英語~英語の雑談力を高める

時事ネタは、ビジネスパーソンの必須アイテム。
会話の糸口や雑談のトピック、
食事の席での話題としてもおすすめです。
どんな話題を選んだらよいか、見ていきましょう!

POINT 1. 時事について話す

国際的に活躍するビジネスパーソンは、日本国内の情勢だけでなく、国際政治や大災害など世界的に話題になっている情報も押さえておきたいもの。最新のニュースを話すことで、情報に敏感な人だと印象づけられます。

1. 情報への感度の高さを示す

Did you hear the latest about the plane crash in France?
(フランスで起きた飛行機墜落事故の最新情報を聞きましたか?)

特定の出来事の“最新情報”について話すのも一手です。最新情報だと分かる単語を、意識的に選びましょう。

■覚えておきたい英語表現

I just heard some breaking news about the Presidential elections in the States.
(今しがた、米国の大統領選の最新ニュースを聞きました)

I heard that the decision about the next World Cup city is just out.
(ワールドカップの開催地の決定が報じられたそうですね)

2. ニュースを聞いた感想から話を始める

I couldn't believe my ears when I heard the news about the catastrophe in India.
(インドの大災害のニュースを聞いたとき、信じられないほど驚きました)

ニュースを聞いたときの驚きや落胆など、感情をストレートに伝えましょう。相手の感想や意見を引き出し、さらに会話が深まります。

■覚えておきたい英語表現

I was blown away when I heard Facebook's stock valuation.
(Facebookの株式評価を聞いて、とても感心しました)

We were staggered to hear that Russia invaded the Ukraine.
(ロシアがウクライナに侵攻したと聞き、愕然としました)

3. 難しい話題の返答は、いったん避ける

What do I think about the immigration argument in the States? Well, I know  that it is
a hot topic especially this year. What are your views on it?
(米国の移民問題?今年はその話題でもちきりですね。あなたのご意見はいかがですか?)

 論争の的になっている話題を投げかけられた場合、相手の意見を聞き出すまでは、どちらかに肩入れした表現は避けたほうが無難。その情報を知っている、という事実だけを話しましょう。

■覚えておきたい英語表現

To be honest I have no strong opinions about gun control, I know it is a real hot potato in America.
(正直に言うと、銃規制に対する私見は特にありませんが、米国で難題であることは知っています)

I don't know much about politics in Hong Kong. I read that the election of the new chief executive in Hong Kong is a major bone of contention.
(香港の政治についてはよく知りませんが、香港特別行政区行政長官の選挙が争いの火種になっているのではないかと思います)

POINT 2. ニュースそのものについて語る

どのくらいの頻度で新聞やニュースサイトを見るのか、得た情報をどのように活用しているのか、ニュースそのものだけでなく、あなた自身がどう考えるのかもトピックになります。

1. 情報収集の方法を話す

I guess I'm a news junkie, I check the latest news stories online every couple of hours.
(数時間ごとにネットで最新のニュースを探しています。ニュース中毒のようですね)

 このデジタル時代、ニュースを得るためには様々な手段があります。どのようにニュースを知り得たのかも、話題になります。

■覚えておきたい英語表現

I still like to pick up a newspaper to read over lunch. I generally prefer broadsheets to tabloids, as they have more in-depth comments.
(ランチの間に新聞を読みます。大衆紙よりも、コメントに奥行きのある高級紙が好みです)

I still like to pick up a newspaper to read over lunch. I generally prefer broadsheets to tabloids, as they have more in-depth comments.
(ランチの間に新聞を読みます。大衆紙よりも、コメントに奥行きのある高級紙が好みです)

2. ニュース用語を理解して使う

I don't like this aggressive confrontation interviewing style they use on some cable news channels.
(ケーブルテレビのニュースチャンネルで見かけるような、攻撃的なインタビューはあまり好きではありません)

 報道関連の専門用語をご存じですか? 英語でニュースを入手するには、“report live from…(~から生中継)” や “on the front page (第1面で)”などといった単語を、ある程度理解しておくと便利です。

■覚えておきたい英語表現

I read a really interesting feature story about people choosing to live without any electricity in the mountains.
(山の中で電気を使わない暮らしを選んだ人々に関する、興味深い特集記事を読みました)

Did you see that press conference by Amazon's Jeff Bezos?
(アマゾンのジェフ・ベゾスの記者会見を見ましたか?)

3. 知らないときは率直に質問する

I'm really not clued up on the business situation in South America. Could you tell me your views?
(南米のビジネス状況についてはよく知りません。ご見解を伺えますか?)

 あなたの知らないニュースが話題になったときはどうすればいいでしょう? 正解は、正直に「知らない」と伝え、教えてもらえないか頼むこと。間違えた発言をして、バツが悪い思いをすることもありませんし、相手に話を促すことで会話が活性化します。

■覚えておきたい英語表現

Honestly speaking, I don't know so much about the latest events in the Middle East, could you give me the low-down on it?
(率直に言って、中東の最新情勢についてはよく知りません。内情を伺えますか?)

To be honest I'm not really au fait with that news story. What do you think about it?
(正直に言って、そのニュースについてはよく知りません。どうお考えですか?)

POINT 3. 企業や業界のニュースについて話す

 時事的なトピック以外でも、自社や業界の最新情報など、話題はいくらでもあります。仕事の上で役に立つ話題もあるかもしれません。

1. 噂話はあくまで噂と伝える

I heard through the grapevine that the CEO was leaving, but didn't know it was official.
(CEOが去ると人づてに聞きましたが、公式な情報とは知りませんでした)

 職場のゴシップや業界の最新情報は、確かに盛り上がるかもしれません。ただし、不確かな情報の場合、その点を強調して。公式の情報であると相手に誤解されないよう、気をつけましょう。

■覚えておきたい英語表現

The scuttlebutt had it that Dave really wanted the top position but his boss killed the promotion.
(噂によると、デイブはトップの地位を望んでいましたが、彼の上司が昇進を取り消したそうです)

The word on the street is that they will announce a big drop in sales this quarter.
(巷の噂によると、今期は売り上げが大幅に落ちるという公式発表をするそうです)

2. 業界のトレンドについて話

I think the in thing in IT nowadays is Big Data.
(IT業界では最近、ビッグ・データがブームのようですね)

 業界の情報について話すのなら、トレンドに話題を絞りましょう。業界の最新情報を把握していると、ビジネスパーソンとしてポジティブな印象を与えることができます。

■覚えておきたい英語表現

I heard that all the buzz at last week's design exhibition was about using 3D printers.
(先週のデザイン博では、3Dプリンターの活用が話題だったと聞きました)

The new EU trade regulations are really the talk of the town among our competitors over there.
(新しいEUの取引規制は、あちらの競争相手の間で話題になっているようです)

■上級者向けテクニック! 悪いニュースは話す前にサインを出して。

 職場で同僚に悪いニュースを伝えるときは、まずいい知らせではない、というサインを出しましょう。“I hate to be the bearer of bad news…(悪い知らせを伝えるのは嫌ですが)”や “I'm afraid it's a bit of a downer but…(がっかりする話ですが)” と前置きをすると、聞く相手も、心の準備ができます。

マイケル・ジョーンズ

マイケル・ジョーンズ

グローバル人材育成コンサルタント、教育担当ディレクター

1971年英国生まれ。商社や国際営業などの英語上級者からフレッシャーズまで、企業内英語研修で5000人以上の日本人ビジネスパーソンを指導する人気講師。ケンブリッジ大学卒業後、レディング大学大学院で英語教授法を習得。欧州での勤務経験とタイでの英語教授を経て、1995年に来日。以後、数多くの日本企業でプレゼンテーション、ネゴシエーションなどのビジネスコミュニケーションスキルや異文化トレーニングを担当する。2007~11年まで英語学習情報誌「 AERA English 」にビジネス英語の記事を連載した。現在、グローバル人材育成コンサルタント、教育担当ディレクターとして活躍中(写真=遠藤健吾)。

◆日経Bizアカデミー「マイケル・ジョーンズのハートに響く ビジネス英会話」より